地鎮祭
2010年05月12日

本日は地鎮祭をおこないました。 通称地祭り。
天候はあいにくの寒さと晴れたり、雨が降ったりと、大変ではありましたが、
無事終了でした。
写真には写しませんでしたが、祭壇があり、お供え物がたくさんあります。
神様関係のものは、写真をとるということは、あまりいいこととされていませんので
地縄だけの写真にしました。
地祭り、これは本格的な工事の始まりを意味するもので、
これから工事をするにあたり、無事、家が完成するように、
また、完成した後も家、家族を守っていってもらえるように、
その土地の神様にお祈りするという大切な行事です。
これはなにも新築のときばかりではなく、増築、改築、水廻りの改修
などのときにも、おこないます。 お施主様との話し合いで決めます。
たとえば井戸をふさぐとき、トイレを汲み取りから、下水道に
つなぎかえるときなど。
井戸の神様、便所の神様など、建築には多様にわたり神様の
かかわりがあります。
たとえば、便槽をつぶして埋めるときは、ウジわきを防ぐ石灰をまくのですが、
そのほかに、酒と塩を、まいたりします。神様へのお清め的なこと
庭木は節分のときにしか切り倒せない。など
実際に節分前に庭木を切り倒したら、家の人が入院したなんてことも
あり、「節分までまたんで~」なんてことを言われていました。
神様や迷信など雲をつかむような話がいろいろありますが、
これも建築にたずさわるには大事な話で、おろそかにできません。
これは年配の方から聞いて覚えていくしかありません。
聞き耳を立てていろいろ学んで行きたいと思います。
大窪工業 大窪でした。
Posted by 大窪工業 at 18:04│Comments(0)
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